京都建築スクール2009-2011
2011年12月31日京都建築スクール(KAS)は、2009年から2011年に亘って、8つの大学・専門学校で建築を学ぶ学生たちが参加する合同スタジオです。〈都市をルールからデザインする〉というテーマのもと、建築と都市のデザインに取り組んできました。
参加校:
2009年:京都大学、京都工芸繊維大学、京都造形芸術大学、立命館大学、京都建築専門学校
2010年:京都大学、京都工芸繊維大学、京都造形芸術大学、宮城大学、京都建築専門学校
2011年:京都大学、京都工芸繊維大学、京都造形芸術大学、近畿大学、関西学院大学、宮城大学、京都建築専門学校
スタジオは全体テーマのもとに、毎年、異なるサブテーマが設定されます。
サブテーマ:
2009 年:境界線のルール
⇒ 『デザインのルール ルールのデザイン〈2009〉境界線のルール』
2010 年:アクティヴィティのルール
⇒ 『アクティビティのかたち―都市をルールからデザインする』
2011 年:環境のルール
スタジオは2つのフェーズで進められ、フェーズ1では、都市の形をサブテーマの視点から調査し、都市をつくるルールを作成しました。続いてフェーズ2では、ルールを他のチームと交換し、もらったルールにしたがって建物をデザインしました。都市デザインを二つの局面から考え、都市やルールに対する根本的な疑問や発見、提案をスタジオのなかでディスカッションしながら、現実の建築、都市デザインを問い直す契機になることを願っています。
毎年の成果は、京都三条のギャラリー(アートゾーン、元・立誠小学校)にて展示し、建築ジャーナルよりプロジェクトと論考をまとめた書籍として出版しました。
この取り組みは継続され、京都建築スクール2012-2015として活動を続けています。