「還元容積率」の提案

2011年07月03日
還元容積率=法定容積率×敷地境界からのセットバック距離×用途変数
隣棟との関係がその都市の環境に多大な影響をもたらしている。隣棟間隔は、通風・採光等の自然環境の調整は勿論、圧迫感の緩和においても建築内外に影響を与え、同時に都市形態を決定している。隣棟間隔の狭い密集地では充分な通風・採光が確保されていない。そこで隣棟間隔と環境、建築との関係を再考することで新たな都市形態の提案が可能である。敷地境界か一律にセットバックをすることによって建物は敷地の中心に集約し、容積ボーナスを得る。敷地境界からの距離を広くとるほど、より大きな容積率を獲得することが可能になる。ただし、用途・敷地面積によってその比率は異なる。より大きな敷地をもつ場合、必要な容積率を獲得するために、より大きな空地を確保しなければならない。高層の建物を建てることが可能であるが、建築可能範囲は減少するため、隣棟間を影で遮ることはない。これにより、隣棟間はより豊かになる。

 

対象地区: 京都市南区東九条地区
プロジェクトメンバー:
青山 高久 入江 文敏 岡田 和之 佐藤 慧 辻岡 隼済 藤井 遊也 森藤 祥之

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