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【出版】2016年にB4生が取り組んだ「都市を予約する」が本になりました。

2018年10月24日

松岡研究室の2016年度B4生(伊東 裕太郎、大野木 一輝、梅河内 秀成、桐山 萌絵、篠原 裕介、高橋 茉優、辰巳 翼、田中 照人、中野 友梨乃、南 彰悟、宮本 昇、宗内 龍弥)が取り組んだ釜ヶ崎の簡易宿所の調査と提案が、書籍『都市を予約する』に掲載されました。

本書は2016年の都市アーキビスト会議(IoUA)において、宿泊の現在に着目した7研究室の都市アーカイブを軸に、様々な研究者や実務家による論考、インタビューをおさめたジャーナルです。

2016年B4生チームは、釜ヶ崎の複数の簡易宿所に泊まり、簡易宿所のエントランスの宿泊者の出入りを24時間記録して街とのつながりを詳細に調査しました。

> 【リサーチ】釜ヶ崎の簡易宿泊所と周辺アメニティに関する調査

書籍データ:
単行本(ソフトカバー): 224ページ
出版社: 建築資料研究社 (2018/11/2)
言語: 日本語
ISBN-10: 486358587X
ISBN-13: 978-4863585874
発売日: 2018/11/2

目次 :

Introduction 1 都市をアーカイブする|都市アーキビスト会議
Introduction 2 都市を予約する|松岡 聡

Chapter 01 現在の宿泊を取り巻く環境
Discussion インバウンドの現状とステイ立国の国家戦略
浅見泰司×饗庭 伸×阿部大輔
Essay Stay into City 宿泊行為が変える都市のカタチ|阿部大輔
Interview 成熟した都市にふさわしいホテル建築|大谷弘明×松岡 聡

Chapter 02 地域のなかの民泊
Discussion 民泊をいかに受け止めるか 地域、事業者、建築家の立場から
菅谷幸弘×西村孝平×文山達昭×魚谷繁礼×阿部大輔
Column 宿泊施設を巡る法の現在|文山達昭
Report Airbnbで泊まる|龍谷大学 阿部大輔ゼミ

Chapter 03 伝統地区のストックを生かし守る宿泊
Essay 1 リノベーションの射程 京都の事例から考える|文山達昭
Column 町家ホテルの設計と法規|魚谷繁礼
Essay 2 京町家のリノベーションの設計手法|阪田弘一
Works 御所西の宿群|魚谷繁礼

Chapter 04 まち泊の実践
Interview 1 谷中HAGISO/hanareとまち泊の現在・未来
宮崎晃吉×松岡 聡
Interview 2 まち泊を仕掛ける|山﨑 亮×松岡 聡
Essay 間(AWAI)があふれるまち コレクティブタウン「KAMAGASAKI」
寺川政司
Column 簡易宿所とは|文山達昭

Chapter 05 新しい宿泊のヒント
Works 天理市信者詰所|池井 健
Interview 「ごちゃまぜ」がつくる地域のつながり|雄谷良成×前田茂樹

Chapter 06 解題/座談会
Discussion 1 宿泊が消費/創造する地域のイメージ
阿部大輔×朽木順綱×阪田弘一×文山達昭×松本 裕
Discussion 2 「かた」のつくり方、建築のつくり方/都市の「かた」、建築の「かた」
池井 健×魚谷繁礼×田路貴浩×前田茂樹

Chapter 07 アーカイブ
Archive 1 京都の高級ホテルと景観
京都大学 田路貴浩スタジオ
Project 1 高級ホテルのGNVによる地域の再編
京都大学 田路貴浩スタジオ
Archive 2 梅田エリアのビジネスホテルの立地と予約の動態
大阪工業大学 朽木順綱研究室
Project 2 大阪・梅田駅周辺におけるラウンジ計画
UMEDA Lounge01/Lounge02
大阪工業大学 朽木順綱研究室
Archive 3 京都・田の字地区の町家改修のかた
京都工芸繊維大学 阪田弘一研究室
Project 3 宿泊施設のかたを援用した大阪・野田の地域計画
京都工芸繊維大学 阪田弘一研究室
Archive 4 釡ヶ崎の簡易宿泊所とその地域依存性
近畿大学 松岡聡研究室
Project 4 まち全体を大きなホテルに見立てる
近畿大学 松岡聡研究室
Archive 5 京都市の民泊の立地特性
龍谷大学 阿部大輔ゼミ
Project 5 民泊のエリアマネジメント
龍谷大学 阿部大輔ゼミ
Archive 6 京都の修学旅行旅館
京都建築専門学校 魚谷繁礼・池井健ゼミ
Project 6 マスツーリズムに特化した宿泊施設
京都建築専門学校 魚谷繁礼・池井健ゼミ
Archive 7 地域と連続する病院のロビー
大阪工業大学 前田茂樹研究室
Project 7 ロビーが病院の顔となる
大阪工業大学 前田茂樹研究室

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都市アーキビスト会議(IoUA)は宿泊をテーマにすでに三年間取り組んでおり、次のジャーナルの準備中です。2019年には20研究室が参加し、新テーマで新たな都市アーカイブに挑みます。

> 【イベント】ゼミ4回生がIoUA2018カンファレンスで研究発表をしました。
> 【イベント】IoUA2017の公開プレゼンテーションと展覧会が行われます。

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